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めまい

自分自身や周囲がぐるぐると回っているように感じたり、ふわふわと身体が浮いているような感覚に陥ったりするめまいは、日常生活において非常に不安を感じる症状の一つです。西武新宿線の鷺ノ宮駅から徒歩2分の場所にある私たち鷺ノ宮耳鼻咽喉科では、こうしたつらい症状を抱える患者さんの不安に寄り添い、原因を特定するための診療を行っています。

めまいの原因は多岐にわたりますが、実はその多くが耳の奥にある「内耳」というバランスを司る器官の不調に関連しています。耳鼻咽喉科の領域である耳のトラブルは、専門的な視点からの観察が必要です。当院では、中野区鷺宮周辺にお住まいの皆さんが、めまいによる不安から解放され、健やかな毎日を取り戻せるようサポートいたします。

めまいの原因

めまいが起こるメカニズムは、身体のバランスを保つ機能が乱れることによって生じます。人間は、目からの情報、足の裏などの触覚、そして耳の奥にある「内耳(ないじ)」からの情報を脳で統合して、自分の位置や動きを把握しています。これらの連携がどこかで崩れると、脳がパニックを起こしてめまいを感じるのです。

耳に原因があるケース

めまいの原因として最も頻度が高いのが耳の異常です。耳の奥にある三半規管や耳石器(じせきき)という場所に不具合が生じると、強い回転性のめまいが起こりやすくなります。

  • 耳石(じせき)という小さな砂のような粒が、本来あるべき場所から剥がれ落ちて三半規管に入り込んでしまうこと。
  • 内耳を満たしているリンパ液が増えすぎてしまい、内圧が高まってしまう状態。
  • ウイルス感染などによって、バランスの情報を脳に伝える神経に炎症が起きること。

脳に原因があるケース

脳梗塞や脳出血といった、脳の病気が原因でめまいが起こることもあります。この場合は、めまい以外にも「ろれつが回らない」「手足に力が入らない」「物が二重に見える」といった症状を伴うことが多く、緊急の対応が求められることがあります。

全身の不調やその他の原因

耳や脳に直接的な異常がなくても、血圧の変動や自律神経の乱れ、ストレスによってめまいが誘発されることがあります。

  • 急に立ち上がった際に血圧が下がる、いわゆる「立ちくらみ」によるもの。
  • 過度なストレスや睡眠不足によって自律神経が乱れ、ふらつきを感じるもの。
  • 首の筋肉のこりや、加齢によるバランス感覚の低下。
  • 更年期障害に伴うホルモンバランスの変化。

めまいによって引き起こされる病気

めまいは単なる症状名ではなく、その背景にはさまざまな疾患が隠れている可能性があります。耳鼻咽喉科でよく診られる代表的な病気について解説します。

良性発作性頭位めまい症(BPPV)

耳が原因で起こるめまいのうち、最も多いとされる病気です。寝返りを打ったり、棚の上の物を見上げたりするなど、特定の頭の動きをした瞬間に数十秒程度の激しい回転性のめまいが起こります。耳石が剥がれて三半規管の中を動き回ることが原因です。

メニエール病

激しい回転性のめまいに加え、難聴、耳鳴り、耳が詰まった感じ(耳閉感)を伴うのが特徴です。内耳のリンパ液が増えすぎることで起こり、症状を何度も繰り返す傾向があります。放置すると聴力が低下する恐れもあるため、継続的な管理が重要です。

前庭神経炎(ぜんていしんけいえん)

激しいめまいが突然起こり、数日間続くこともあります。風邪を引いた後に発症することが多く、バランスを司る「前庭神経」に炎症が起きることで生じます。強いめまいが落ち着いた後も、しばらくふらつきが残ることがあります。

その他の耳に関連する病気

めまいを伴う病気には、以下のようなものも挙げられます。

  • 中耳炎が悪化して内耳まで炎症が及んだ内耳炎。
  • 大きな音がした時や、くしゃみをした際にめまいが起きる外リンパ瘻(ろう)。
  • 突発的に片耳の聞こえが悪くなり、同時にめまいを伴う突発性難聴。

めまいの処置や治療法

鷺ノ宮耳鼻咽喉科では、患者さんがどのようなめまいを感じているのか詳しくお話を伺った上で、必要な検査を行い、お一人おひとりの状態に合わせた治療法を提案いたします。

検査による診断

まずは、めまいの正体を見極めるための検査を行います。

  • 眼振(がんしん)検査・・目の動きを特殊なゴーグルなどで観察し、耳の異常か脳の異常かを探ります。
  • 聴力検査・・耳の聞こえに左右差がないか、低い音が聞こえにくくなっていないかを確認します。
  • 平衡機能検査・・重心動揺計などを用いて、身体のふらつき具合を客観的に測定します。

薬物療法

症状の段階や原因に合わせて、内服薬を中心に処方します。

  • めまい止め(抗めまい薬)や吐き気止めを使用して、つらい症状を和らげます。
  • 内耳の循環を改善させるお薬や、神経の修復を助けるビタミン剤。
  • メニエール病などでリンパ液が溜まっている場合は、浸透圧利尿剤という水分を排出させるお薬を用います。
  • 自律神経を整えるための精神安定剤や漢方薬が効果的な場合もあります。

理学療法・リハビリテーション

良性発作性頭位めまい症の場合は、エプリー法などの「頭位治療」が非常に効果的です。これは、特定の順番で頭を動かすことで、三半規管に入り込んだ耳石を元の場所へ戻す方法です。

また、めまいのリハビリテーションとして、平衡機能を鍛えるための運動指導も行います。あえて少しふらつくような動きを繰り返すことで、脳がその状態に慣れる「代償作用」を促し、ふらつきを早期に解消させることを目指します。

生活習慣の改善アドバイス

めまいはストレスや過労、睡眠不足と密接に関係しています。当院ではお薬だけでなく、日常生活での注意点もお伝えしています。規則正しい生活を送り、適度な運動を取り入れることが、めまいの再発を防ぐための重要なポイントとなります。

めまいについてのよくある質問

Q1.めまいが起きた時、何科を受診すればよいですか?

A1.ぐるぐる回る感覚や耳鳴り、難聴を伴う場合は、まず耳鼻咽喉科への受診をお勧めします。ただし、意識消失、激しい頭痛、手足のしびれ、ろれつが回らないといった症状がある場合は、脳神経外科や内科の救急を優先してください。

Q2.更年期障害でめまいが起きることはありますか?

A2.はい、あります。更年期による女性ホルモンの減少は、自律神経の乱れを引き起こしやすく、それが「ふわふわしためまい」や「のぼせ」として現れることがあります。当院では他の病気がないかを確認した上で、適切なサポートを検討いたします。

Q3.ストレスが原因でめまいがすることはありますか?

A3.非常に多く見られます。ストレスによって自律神経が乱れると、内耳の血流が悪くなったり、脳がバランス情報を正しく処理できなくなったりします。これを心因性めまいと呼ぶこともあります。

Q4.めまいは放っておいても治りますか?

A4.一時的な疲れであれば落ち着くこともありますが、重大な病気の予兆である可能性も否定(その病気ではないと判断すること)できません。特に症状を繰り返す場合や、聞こえに違和感がある場合は、早めに受診することをお勧めします。

Q5.予後(病気の経過の見通し)はどうなりますか?

A5.多くの耳由来のめまいは、適切な治療とリハビリによって症状が改善し、以前と変わらない生活を送れるようになります。ただし、メニエール病のように再発を繰り返す疾患もあるため、根気強く付き合っていく姿勢も大切です。

院長より

鷺ノ宮耳鼻咽喉科のページをご覧いただきありがとうございます。突然襲ってくるめまいは、命に関わるのではないかという恐怖感や、動くことさえできない絶望感を伴うことがあります。周囲にそのつらさが伝わりにくいことも、患者さんの孤独感を深める要因の一つかもしれません。

私たちは、こうした「目に見えないつらさ」を抱えた患者さんのお話を丁寧に伺うことを大切にしています。当院はめまいの治療において、最新の知見に基づきつつも、お一人おひとりの生活背景を考慮した、温かみのある診療を心がけています。

めまいの原因を特定し、正しく対処することで、多くの場合は症状をコントロールしたり、寛解(症状が落ち着いて安定した状態)へ導いたりすることが可能です。西武新宿線の鷺ノ宮駅からすぐの場所にありますので、お買い物帰りや通勤の途中でも、少しでも異変を感じたら気軽にご相談ください。

「めまいくらいで病院に行ってもいいのかな」と迷われる必要はありません。早めに対処することで、リスク因子(病気になる可能性を高める要素)を減らし、早期の回復を目指すことができます。私たちと一緒に、前向きに治療に取り組んでいきましょう。

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