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咽頭痛

のどが痛い、つばを飲み込むと痛むといった咽頭痛(いんとうつう)は、日常生活の中で非常に多くの方が経験する症状の一つです。しかし、単なる風邪だと思って放置していると、食事が摂れなくなるほどの激痛に繋がったり、場合によっては呼吸が苦しくなるような重篤な疾患が隠れていたりすることもあります。東京都中野区の鷺ノ宮耳鼻咽喉科では、西武新宿線鷺ノ宮駅から徒歩2分という通いやすい立地で、地域の皆様ののどのトラブルに真摯に向き合っています。丁寧な視診と必要に応じた検査を行い、患者さん一人ひとりの症状に合わせた最適な処置を提案いたします。のどの違和感や痛みを感じたら、我慢せずに当院へご相談ください。

咽頭痛の原因

のどの痛みである咽頭痛が起こる原因は多岐にわたります。私たちは診察の際、痛みがいつから始まったのか、どのような痛みか、他にどのような症状があるかを詳しく伺い、原因を特定していきます。主な原因としては、以下のようなものが挙げられます。

ウイルスや細菌による感染症

咽頭痛の最も一般的な原因は、ウイルスや細菌による感染です。風邪のウイルスのほか、インフルエンザウイルス、アデノウイルス(プール熱)、溶連菌などがのどの粘膜に付着し、炎症を引き起こすことで痛みが生じます。細菌感染の場合は、炎症が強く出やすく、膿が溜まることもあります。

のどの粘膜への物理的な刺激

感染症以外でも、のどに物理的な負担がかかることで痛みが生じることがあります。特に空気が乾燥する冬場は、のどの粘膜が乾燥して防御機能が低下し、炎症を起こしやすくなります。そのほか、日常生活の中には以下のような刺激因子が潜んでいます。

  • たばこの煙による刺激
  • アルコール度数の高い飲み物の摂取
  • 大声の出しすぎによるのどの酷使
  • 香辛料などの刺激物の摂取

アレルギー反応による炎症

花粉症やハウスダストなどのアレルギーがある場合、鼻水がのどに垂れる「後鼻漏(こうびろう)」によってのどが刺激され、慢性的な痛みや違和感が生じることがあります。この場合、のどの治療だけでなく、アレルギー性鼻炎のコントロールも重要になります。

胃酸の逆流による刺激

「逆流性食道炎」によって胃酸が食道を通り越し、のどの付近まで上がってくることで炎症を起こす場合があります。これを「咽喉頭酸逆流症」と呼びます。胸焼けだけでなく、起床時ののどの痛みや、何かが詰まっているような違和感が特徴です。

咽頭痛によって引き起こされる病気

のどの痛みを主症状とする病気には、軽度なものから緊急を要するものまで存在します。耳鼻咽喉科では、専門の器具を用いてのどの奥を直接観察し、これらの病気を適切に診断します。

急性咽頭炎・急性扁桃炎

のどの粘膜や、口の奥の両脇にある「扁桃(へんとう)」に炎症が起こる病気です。のどの強い痛み、発熱、全身のだるさなどが現れます。扁桃が赤く腫れ、白い膜のような膿が付着することもあります。重症化すると、扁桃の周囲に膿が溜まる「扁桃周囲膿瘍(のうよう)」になり、口が開けにくくなる場合もあります。

急性喉頭蓋炎

のどの奥にある、空気の通り道に蓋をする役割の「喉頭蓋(こうとうがい)」が腫れる病気です。ここは非常に狭い場所であるため、腫れがひどくなると空気の通り道が塞がり、窒息の恐れがある大変危険な病気です。唾液が飲み込めない、声が出にくい、息苦しいといった症状がある場合は、直ちに受診が必要です。

咽頭側索炎

のどの後ろ側の壁の両端にある「側索(そくさく)」という部分が炎症を起こす状態です。通常の咽頭炎よりも痛みが長引く傾向があり、耳の奥に響くような痛みを感じることもあります。

伝染性単核球症

エプスタイン・バール・ウイルス(EBウイルス)などの感染によって起こります。強いのどの痛みと高熱が続き、首のリンパ節が大きく腫れるのが特徴です。肝機能障害を伴うこともあるため、血液検査などで経過を観察する必要があります。

咽頭痛の処置や治療法

鷺ノ宮耳鼻咽喉科では、患者さんの症状の程度や原因に合わせて、多角的なアプローチで治療を行います。早く痛みを和らげ、日常生活に支障が出ないように努めています。

お薬による治療(内服薬・外用薬)

症状に合わせて、炎症を抑えるお薬や痛み止めを処方します。原因が細菌感染と疑われる場合には抗菌薬(抗生剤)を使用しますが、ウイルス性の場合には対症療法が中心となります。また、うがい薬を併用してのどを清潔に保つことも効果的です。

ネブライザー治療

当院では、お薬を細かい霧状にして直接のどに届ける「ネブライザー治療」を行っています。飲み薬よりも直接的に患部へ作用するため、炎症を鎮める効果が期待できます。痛みで固形物が飲み込みにくい患者さんでも、呼吸をするだけでお薬を吸収できるため、耳鼻咽喉科ならではの有効な処置です。

生活習慣の改善アドバイス

治療と並行して、ご自宅でのケアも重要です。私たちは、以下のような生活上の注意点をお伝えしています。

  • 部屋の湿度を50から60パーセント程度に保つ加湿の励行
  • こまめな水分補給でのどの粘膜を潤すこと
  • 刺激物(辛いもの、お酒、たばこ)を控えること
  • 十分な睡眠と休養をとり、免疫力を高めること

咽頭痛についてのよくある質問

Q1.のどが痛いとき、市販の喉スプレーだけで様子を見て良いですか?

A1.軽度の違和感であれば市販薬で様子を見ることも可能ですが、数日経っても痛みが引かない場合や、熱がある場合は受診をお勧めします。市販薬はあくまで一時的な緩和であり、根本的な原因(細菌感染など)の解決にはならないことがあるためです。

Q2.つばを飲み込むのも辛いのですが、すぐに受診すべきですか?

A2.はい、できるだけ早く受診してください。特に「唾液が飲み込めずに口から垂れてしまう」「声がこもる」「息苦しさがある」といった症状は、のどの奥が急激に腫れているサインであり、緊急の処置が必要な可能性があります。

Q3.のどの痛みと一緒に耳の奥も痛むのですが、耳の病気でしょうか?

A3.のどを支配している神経と耳を支配している神経はつながっているため、のどの強い炎症が原因で「関連痛」として耳の奥に痛みを感じることがよくあります。耳鼻咽喉科では、のどと耳の両方をしっかりと確認して原因を特定します。

Q4.風邪が治ったあとも、のどの違和感だけが残るのはなぜですか?

A4.炎症によってダメージを受けた粘膜が完全に修復されるまで時間がかかっている場合や、のどが過敏になっている状態、あるいは逆流性食道炎などが関係している可能性があります。慢性化させないためにも、一度詳しい検査を受けることをお勧めします。

院長より

のどの痛みは、誰にとっても煩わしく、辛いものです。しかし、「ただの風邪だから」と我慢を重ねてしまい、症状が悪化してから鷺ノ宮耳鼻咽喉科へ駆け込まれる患者さんも少なくありません。私たち中野区の耳鼻咽喉科医の役割は、専門的な視点でのどの奥深くの状態を正確に見極め、患者さんが一日でも早く食事を美味しく食べ、ぐっすりと眠れる状態へ戻れるようサポートすることです。

当院では、患者さんの不安に寄り添い、現在ののどの状態がどうなっているのか、なぜこの治療が必要なのかを分かりやすく丁寧に説明することを大切にしています。鷺ノ宮駅からすぐの場所にある当院は、小さなお子様からお年寄りまで、地域の皆様が困ったときにいつでも頼れる存在でありたいと考えています。少しでも「いつもと違うな」と感じたら、どうぞ安心してお気軽に私たちへ相談にいらしてください。早期の受診が、症状の速やかな回復(症状が落ち着くこと)へとつながります。

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