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唾液腺の腫れ

耳の下や顎の下がふっくらと膨らんだり、食事のたびに痛みを感じたりすることはありませんか。こうした「唾液腺の腫れ」は、ウイルス感染や唾液の通り道に石ができる病気、あるいは免疫の異常など、さまざまな原因で起こります。西武新宿線の鷺ノ宮駅から徒歩2分に位置する鷺ノ宮耳鼻咽喉科では、こうしたお口周りや首の違和感に対して、患者さんの不安に寄り添った丁寧な診察を行っています。中野区にお住まいの皆さんが、ちょっとした異変を感じたときに「まずはここで相談しよう」と思えるような、地域に根ざした医療を提供することが私たちの願いです。唾液腺のトラブルは放置すると悪化することもありますが、早期に適切な対処を行うことで、不快な症状をスムーズに和らげることが期待できます。当院では、一人ひとりの症状を詳しく伺い、原因を突き止めた上で、最適なケアをご提案いたします。

唾液腺の腫れの原因

唾液腺とは、その名の通り「つば(唾液)」を作る組織のことで、耳の下にある「耳下腺」、顎の下にある「顎下腺」、舌の下にある「舌下腺」の3つが大きなものです。これらが腫れる原因は、大きく分けて「感染」「詰まり」「免疫」「腫瘍」の4つが考えられます。まずは、なぜ腫れが起こるのか、そのメカニズムについて詳しく見ていきましょう。

ウイルスや細菌による感染

最も一般的な原因の一つが、外部からのウイルスや細菌の侵入です。特にお子さんに多いのが、おたふく風邪として知られるウイルス感染です。また、口の中の清潔が保たれていなかったり、体力が落ちて免疫力が低下したりしているときに、細菌が唾液の出口から逆流して感染を起こし、急激な腫れと痛みを引き起こすことがあります。細菌感染の場合は、皮膚が赤くなったり熱を持ったりするのが特徴です。

唾液の通り道の詰まり

唾液は細い管を通って口の中に分泌されますが、この管の中に「唾石(だせき)」と呼ばれる小さな石ができることがあります。これを唾石症と呼びます。石が管を塞いでしまうと、作られた唾液が外に出られず、腺の中に溜まってしまいます。その結果、食事のタイミングに合わせて唾液腺がパンパンに腫れ上がり、強い痛みを感じるようになります。中野区周辺にお住まいで、食事のたびに顎が痛むという方は、この可能性を検討する必要があります。

自己免疫の異常や体質

本来、自分を守るはずの免疫システムが、誤って自分の唾液腺を攻撃してしまうことがあります。代表的なものに、口や目が極端に乾く症状を伴う「シェーグレン症候群」があります。この場合、痛みはそれほど強くなくても、両側の唾液腺がじわじわと腫れ続けることが特徴です。また、全身の免疫に関わる病気の一部として、唾液腺が硬く腫れるケースも見られます。これらは血液検査などで詳しく調べる必要があります。

唾液腺にできる腫瘍

唾液腺の中に「しこり」ができることもあります。多くは痛みを感じない「無痛性の腫れ」として始まります。腫瘍には良性と悪性(がん)がありますが、唾液腺腫瘍は比較的良性が多い傾向にあります。しかし、良性であっても放置すると徐々に大きくなり、顔を動かす神経を圧迫するリスクがあります。早期発見が非常に重要ですので、痛みがないからといって放置せず、鷺ノ宮駅近くの当院へ一度ご相談ください。

唾液腺の腫れによって引き起こされる病気

唾液腺の腫れは単なる一時的な症状ではなく、特定の病気のサインであることがほとんどです。それぞれの病気には異なる特徴があり、対処法も変わってきます。ここでは、臨床でよく遭遇する代表的な疾患について解説します。

流行性耳下腺炎(おたふく風邪)

ムンプスウイルスに感染することで起こる病気です。主な症状は以下の通りです。

  • 左右両側の耳下腺が大きく腫れる。
  • 38度以上の発熱を伴うことが多い。
  • 物を噛んだり飲み込んだりするときに痛みが走る。
  • 周囲への感染力が非常に強い。

一度かかると終生免疫が得られますが、大人がかかると重症化しやすく、合併症のリスクもあるため注意が必要です。予防接種を受けていない方や、周囲で流行している場合は早めの診断が欠かせません。

反復性耳下腺炎

おたふく風邪と似ていますが、ウイルス感染ではなく、体質や構造上の問題で耳下腺の腫れを繰り返す病気です。特に幼児期に見られ、何度も腫れを繰り返しますが、成長とともに自然に治まっていくことが多いのが特徴です。成長を見守りながら適切に対処していくことが大切です。おたふく風邪との見分けが難しいため、血液検査で抗体の有無を確認することもあります。

唾石症(だせきしょう)

唾液の管の中に石ができる病気で、多くは顎下腺に起こります。以下のような症状がサインとなります。

  • 食事を始めると数分で顎の下が急激に腫れる。
  • 食後、時間が経つと腫れが引いていく。
  • 酸っぱいものを食べたときに特に強く痛む。
  • 管の出口付近に石があると、舌の裏側に硬い感触がある。

石が小さいうちは自然に排出されることもありますが、大きくなると管を完全に塞いでしまい、細菌感染を併発して激痛や膿が出る原因になります。お食事の楽しみを損なわないためにも、早めの処置が望まれます。

唾液腺腫瘍

耳の下や顎の下に、コリコリとした硬いしこりが触れる場合は腫瘍の可能性があります。痛みがないから大丈夫、と自己判断するのは禁物です。良性腫瘍であっても、数年かけてゆっくりと大きくなり、周囲の組織を圧迫します。また、稀に悪性(がん)の場合があり、その場合は急に大きくなったり、顔の筋肉が動かしにくくなったりする「顔面神経麻痺」を伴うことがあります。早期受診があなたの健康を守る第一歩となります。

シェーグレン症候群

中高年の女性に多く見られる自己免疫疾患です。唾液腺が慢性的に腫れるだけでなく、以下のような全身症状が組み合わさることがあります。

  • 口の中が異常に乾き、水分がないと食事がしにくい。
  • 目がゴロゴロする、乾くといったドライアイの症状。
  • 鼻の粘膜の乾燥や、喉のイガイガ感。
  • 疲れやすさや関節の痛み。

当院では、こうした症状がある場合に適切な検査を行い、必要に応じて大学病院等の専門機関とも連携して、長期的なケアをサポートいたします。

唾液腺の腫れの処置や治療法

治療の基本は、原因が「感染」なのか「詰まり」なのか、あるいは「腫瘍」なのかを見極めることから始まります。鷺ノ宮耳鼻咽喉科では、患者さんの身体への負担を考慮しながら、次のようなアプローチで改善を目指します。

お薬による内科的治療

細菌感染が原因で腫れている場合には、抗生物質を使用して原因菌を退治します。また、痛みや熱が強いときには、消炎鎮痛剤を併用して症状を和らげます。ウイルス感染の場合は、ウイルスを直接倒す薬はないため、安静にして水分をしっかり摂り、免疫力で治癒するのを助ける対症療法が中心となります。当院では、お薬の飲み合わせや副作用についても詳しく丁寧にご説明します。

唾石に対する処置

石が原因の場合は、その位置や大きさによって対処法を選びます。非常に小さな石であれば、唾液の分泌を促すマッサージや、水分を多めに摂ることで自然に流し出すことが期待できます。石が出口付近にある場合は、外来で管の出口を少し広げることで取り出す処置を行うことも可能です。石が非常に大きく、深い場所にある場合には、提携している病院での手術を検討します。患者さんにとって最適なタイミングでご紹介いたしますので、安心してお任せください。

生活習慣のアドバイスと経過観察

反復性耳下腺炎や軽度の腫れの場合、日常生活でのケアが重要です。私たちは、再発を防ぐための以下のようなアドバイスを行っています。

  • 口腔内を清潔に保つためのブラッシング指導。
  • 唾液の流れを良くするマッサージ方法の伝達。
  • こまめな水分補給による乾燥防止。
  • 体力を維持するための生活リズムの調整。

お薬に頼りすぎず、自分自身の体の力を引き出すお手伝いをすることも、私たちの役割だと考えています。

精密検査や手術が必要な場合

腫瘍が疑われる場合や、高度な手術が必要な唾石症については、迅速に高度医療機関へご紹介する体制を整えています。当院で可能な検査を事前に行い、スムーズに専門的な治療へ移行できるようサポートします。「どこの病院へ行けばいいかわからない」という不安を取り除き、中野区の地域医療の窓口として責任を持って対応いたします。

唾液腺の腫れについてのよくある質問

Q1. 耳の下が腫れていますが、痛くないので放っておいてもいいですか?

A1. 痛みがない腫れこそ注意が必要です。唾液腺腫瘍の多くは初期には痛みを感じません。放置すると大きくなって手術が難しくなったり、稀に悪性化したりすることもあります。鷺ノ宮駅からすぐの当院で、まずはしこりの性質を確認することをお勧めします。

Q2. 食事のときだけ顎の下が腫れて痛むのはなぜですか?

A2. 唾石症の典型的な症状と考えられます。食事の際に唾液がたくさん作られますが、管の中に石が詰まっていると出口が塞がれ、行き場を失った唾液で腺が急激に膨らみます。食後に時間が経つと徐々に改善しますが、放っておくと感染の原因になるため早めに受診してください。

Q3. おたふく風邪の疑いがある場合、どのように受診すればよいですか?

A3. おたふく風邪(流行性耳下腺炎)は感染力が強いため、受診前に必ずお電話で状況をお知らせください。他の患者さんへの感染を防ぐため、別室での待機や診察時間の調整などをご案内いたします。中野区の地域健康を守るため、ご協力をお願いします。

Q4. 唾液腺の腫れは冷やしたほうがいいですか、温めたほうがいいですか?

A4. 急な強い痛みや熱を伴う場合は、濡れタオルなどで軽く冷やすと痛みが和らぐことがあります。ただし、唾石症のように流れを良くしたい場合には逆効果になることもあります。自己判断で長く冷やしすぎず、まずは当院で適切な診断を受けてください。

院長より

お口の周りや首筋が腫れるという体験は、鏡を見るたびに不安な気持ちになるものです。「何かの病気だろうか」「手術が必要なのだろうか」と一人で悩まずに、まずは私たちにお話を聞かせてください。私たち鷺ノ宮耳鼻咽喉科は、鷺ノ宮駅から徒歩2分という通いやすい場所で、患者さんがリラックスして症状を話せる環境づくりを大切にしています。お仕事帰りや家事の合間でも、気軽に立ち寄っていただけるような、温かみのあるクリニックでありたいと考えています。

唾液腺の病気は、目に見える「腫れ」として現れるため、早期発見がしやすい分野でもあります。私たちは、丁寧な視診と触診、そしてこれまでの臨床経験を活かして、症状の裏側に隠れた原因を真摯に探ります。強い痛みがあるときはもちろん、なんとなく違和感がある、あるいは小さなポコッとしたものを見つけた、といった段階でのご相談も大歓迎です。早めに対処を始めることで、大がかりな処置を避け、健やかな日常を早く取り戻せる可能性が高まります

当院は、中野区鷺宮の地域の皆さんにとっての「健康のパートナー」でありたいと願っています。唾液腺の腫れ以外にも、耳・鼻・喉のことで少しでも気になることがあれば、どうぞ安心してお越しください。スタッフ一同、笑顔で皆さんを迎え、安心してお帰りいただけるような診療をお約束いたします。あなたの不安を安心に変えるために、全力を尽くしてまいります。

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