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嗅覚障害

「最近、料理のにおいがわからなくなった」「お気に入りの香水の香りがしなくて不安」といったお悩みはありませんか。においを感じる力が低下する嗅覚障害は、単に不便なだけでなく、食べ物の腐敗やガスの漏れに気づけなくなるなど、生活の安全を脅かすこともあります。私たちのクリニックでは、西武新宿線の鷺ノ宮駅から徒歩2分という通いやすい場所で、皆さんの鼻の健康を守るための診療を行っています。

中野区鷺宮にある当院では、患者さん一人ひとりの症状を詳しく伺い、何が原因でにおいがわからなくなっているのかを丁寧に探ります。嗅覚のトラブルは早期に治療を開始するほど、症状が改善する可能性が高まる傾向にあります。放置せずに、少しでも違和感を覚えたら当院へご相談ください。私たちは、地域の皆さんが毎日を健やかに、香り豊かな生活を送れるよう、全力でサポートいたします。

嗅覚障害の原因

嗅覚障害が起こる原因は多岐にわたります。においの分子が鼻の奥にあるセンサーに届かない場合や、センサーそのものが傷ついている場合、あるいは情報を脳に伝える神経に問題がある場合など、原因によって治療アプローチも変わります。ここでは、臨床でよく見られる主な原因をいくつかご紹介します。

鼻の通り道が塞がる「気道性」

鼻づまりなどが原因で、においの元となる微細な粒子が、鼻の天井付近にある「嗅粘膜(きゅうねんまく)」というセンサーにたどり着けない状態です。物理的に通り道が塞がっているだけなので、原因を取り除くことで比較的スムーズな改善が期待できます。代表的な原因には以下のものがあります。

  • アレルギー性鼻炎による粘膜の腫れ
  • 鼻ポリープ(鼻茸)による空気の遮断
  • 風邪などによる一時的な鼻水の停滞
  • 鼻中隔弯曲症(びちゅうかくわんきょくしょう)-鼻の仕切りが曲がっている状態

センサー自体に問題がある「嗅粘膜性」

においを感じ取る細胞自体がダメージを受けている状態です。風邪のウイルスなどによって、嗅細胞(きゅうさいぼう)が壊れてしまうことが原因となります。これを感冒後嗅覚障害(かんぼうごきゅうかくしょうがい)と呼びます。ウイルス感染の後に「鼻づまりは治ったのににおいだけ戻らない」という場合は、このタイプが疑われます。

神経や脳のトラブル「中枢性」

嗅細胞で受け取った信号を脳に伝える神経や、信号を処理する脳の機能に問題がある場合です。頭を強く打ったことによる頭部外傷や、脳腫瘍などが原因となることもあります。また、近年の研究では、特定の神経疾患の初期症状として嗅覚の低下が現れることもわかってきました。

その他の要因

上記以外にも、日常生活の中にリスク因子(病気を引き起こす可能性のある要素)が隠れていることがあります。例えば、以下のようなケースです。

  • 加齢に伴う嗅覚細胞の減少
  • 亜鉛不足-味覚だけでなく嗅覚にも影響します
  • 長期間の喫煙による粘膜へのダメージ
  • 特定の薬剤による副作用

嗅覚障害によって引き起こされる病気

嗅覚障害は、それ自体が一つの症状ですが、背景に別の病気が隠れているサインでもあります。また、においがわからない状態が続くことで、心身に二次的な影響を与えることも少なくありません。当院では、関連する疾患を含めた包括的な診断を心がけています。

慢性副鼻腔炎(蓄膿症)

いわゆる「蓄膿症(ちくのうしょう)」です。鼻の周りにある空洞に膿がたまり、粘膜が腫れることで嗅覚が阻害されます。特に近年増えている好酸球性副鼻腔炎(こうさんきゅうせいふくびくうえん)というタイプでは、初期症状として嗅覚障害が強く出ることが特徴です。これは難病に指定されることもある、再発しやすい病気です。

風味障害

「味がしなくなった」と訴えて来院される患者さんの中には、実は味覚ではなく嗅覚に原因がある方が多くいらっしゃいます。私たちは食事の際、舌で感じる味だけでなく、鼻に抜ける香りと組み合わせて風味を楽しんでいます。においがわからなくなると、食事が砂を噛むように感じられ、食欲不振や栄養不足を招くおそれがあります。

メンタルヘルスへの影響

香りは脳の感情を司る部分と密接に関係しています。季節の花の香りや料理の匂いを感じられない日々が続くと、生活に彩りがなくなり、気分の落ち込みや抑うつ状態を引き起こすこともあります。単なる鼻の問題と軽く考えず、生活の質を守るための治療が重要です。中野区にお住まいの皆さんの心の健康を守るためにも、私たちは真摯に対応いたします。

嗅覚障害の処置や治療法

嗅覚障害の治療は、原因に合わせて組み合わせて行います。当院では、まず検査を行い、現在の状態を把握した上で最適なプランを提示します。治療には根気が必要な場合もありますが、あきらめずに継続することが大切です。鷺ノ宮駅近くの当院で行っている主な治療法を紹介します。

ステロイド点鼻療法

炎症を抑える効果の高いステロイド薬を鼻に滴下します。特に、鼻の天井付近にある嗅粘膜に薬が届くように、頭を低く下げた姿勢で行う懸垂点鼻(けんすいてんび)を指導することがあります。これにより、粘膜の腫れを鎮め、においの通り道を確保します。副作用についても適切に管理しながら行います。

内服薬による治療

原因に応じて、様々な飲み薬を処方します。症状や体質に合わせて、以下のような薬を使い分けます。

  • ビタミンB12製剤・・末梢神経の修復を助けます
  • 漢方薬・・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)などが嗅覚の改善に効果を示すことがあります
  • 亜鉛製剤・・亜鉛不足が疑われる場合に補充します
  • 代謝賦活剤・・細胞の活動を活性化させるお薬です

Bスポット療法(EAT)

鼻の奥にある上咽頭(じょういんとう)という部分に薬を直接塗布する治療です。風邪の後の炎症が長引いている場合や、自律神経の乱れが関与している場合に、嗅覚の改善が期待できることがあります。少し痛みを感じる治療ですが、当院では丁寧な処置を心がけています。

嗅覚リハビリテーション

近年、注目されている治療法です。バラ、レモン、ユーカリ、クローブなど、特定の強い香りを毎日決まった時間に嗅ぐことで、嗅覚神経の再生を促す訓練です。自宅で手軽に取り組める方法であり、薬物療法と併用することで、より良い予後(治療後の経過)が期待できるようになります

鼻洗浄(鼻うがい)

副鼻腔炎やアレルギーが原因の場合、鼻の中を清潔に保つことが非常に有効です。生理食塩水を使って鼻の中の膿やアレルゲンを洗い流すことで、粘膜の炎症を鎮めます。やり方については、当院のスタッフが分かりやすく丁寧にアドバイスさせていただきます。

嗅覚障害についてのよくある質問

Q1. 風邪が治ったのににおいだけ戻りません。いつか治りますか?

A1. 風邪のウイルスで神経がダメージを受けた可能性があります。治るまでには数ヶ月単位の時間がかかることもありますが、早めに治療を始めることが重要です。放置すると回復が難しくなる場合もあるため、一度中野区の当院を受診して検査を受けてみてください。

Q2. 嗅覚障害の検査は痛いですか?

A2. 当院で行う主な検査は、鼻の中を内視鏡で観察したり、アリナミンテスト(静脈性嗅覚検査)という注射による検査を行ったりします。注射の際に一時的にニンニクのようなにおいを感じる検査ですが、強い痛みを伴うものではありません。安心して受けていただけます。

Q3. 味がわからないのは、嗅覚のせいでしょうか?

A3. その可能性は非常に高いです。味覚そのもの(甘い、塩っぱいなど)は正常でも、鼻に抜ける香りがわからないと「味がしない」と感じてしまいます。これを風味障害と呼びます。嗅覚を治療することで、再び美味しく食事を摂れるようになる方がたくさんいらっしゃいます。

Q4. 年のせいだからと諦めていますが、治療法はありますか?

A4. 加齢による変化は誰にでも起こりますが、実は副鼻腔炎などの別の原因が重なっているケースも少なくありません。完全に元の状態に戻すのは難しくても、適切な処置や嗅覚トレーニングで改善が期待できる場合もあります。諦める前に一度ご相談ください。

院長より

「においがわからない」という悩みは、周囲に理解されにくく、一人で不安を抱えてしまいがちです。食事が楽しくなくなったり、身の回りの変化に気づけなくなったりすることは、想像以上に大きなストレスとなります。西武新宿線の鷺ノ宮駅から歩いてすぐの当院では、そんな患者さんの不安をしっかりと受け止め、家族に接するような温かい診療を大切にしています。

私たちは、嗅覚障害の診断と治療において、丁寧な問診と視診を徹底しています。単に薬を出すだけでなく、なぜこの症状が起きているのかをわかりやすく説明し、納得して治療に取り組んでいただけるよう努めています。鼻のトラブルは、時間が経過するほど「否定(病気ではないと判断すること)」が難しくなり、治療期間も長引くことがあります。だからこそ、早期受診が何よりも大切なのです。

中野区鷺宮の地に根ざした耳鼻咽喉科として、最新の知見を取り入れつつも、一人ひとりの生活に寄り添った解決策を共に考えます。もし、あなたやあなたのご家族がにおいのことで困っているなら、どうぞ気軽な気持ちで私たちのクリニックの扉を叩いてください。再び「良い香り」を感じられる喜びを取り戻すために、私たちと一緒に一歩踏み出してみませんか。スタッフ一同、笑顔で皆さんをお待ちしております。

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