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後鼻漏

喉の奥に鼻水が流れてくる、あるいは鼻水が喉にへばりついて離れないといった不快な症状に悩まされてはいませんか。このような状態を後鼻漏(こうびろう)と呼び、耳鼻咽喉科の診療では非常に多くの方が相談に来られる症状の一つです。中野区の鷺ノ宮耳鼻咽喉科では、患者さんが抱えるこの独特の不快感を解消するために、一人ひとりの鼻や喉の状態を丁寧に確認しています。西武新宿線の鷺ノ宮駅から徒歩2分という通いやすい環境で、長年続く不快な症状を改善し、健やかな毎日を取り戻すためのお手伝いをしております。原因が分からず不安を感じている方も、まずは当院へお気軽にご相談ください。

後鼻漏の原因

後鼻漏は単なる鼻水の問題ではなく、鼻の奥や喉の粘膜に何らかの異常が生じているサインです。私たち耳鼻咽喉科の医師が診察する際、まずは「なぜ鼻水が喉に流れてしまうのか」という根本的な原因を探ることから始めます。主な原因として考えられるものは以下の通りです。

副鼻腔炎(ちくのう症)

鼻の周囲にある空洞である副鼻腔に炎症が起きる病気です。炎症によって粘り気の強い黄色や緑色の鼻水が作られ、それが喉の奥へ垂れ込んでしまいます。慢性化すると持続的な違和感の原因となり、鼻声や頭重感を伴うことも少なくありません。

アレルギー性鼻炎

花粉やハウスダストなどが原因で起こるアレルギー反応です。サラサラとした透明な鼻水が大量に出るのが特徴ですが、その一部が喉に流れることで後鼻漏を感じます。鼻の粘膜が腫れることで鼻水の出口がふさがり、結果として喉側に流れやすくなるというメカニズムもあります。

上咽頭炎(じょういんとうえん)

鼻と喉の境目にあたる「上咽頭」という部分に炎症が起きている状態です。ここは細菌やウイルスが付着しやすい場所であり、慢性的な炎症が続くと粘り気のある分泌物が喉にへばりつくようになります。自律神経の乱れや全身のだるさに繋がることも指摘されている重要なポイントです。

加齢による粘膜の変化や乾燥

年齢を重ねると、喉の粘膜の潤いが減少したり、飲み込む力が弱まったりすることがあります。これにより、本来は自然に流れるはずの鼻水が喉に滞留しやすくなり、不快な異物感として強く意識されるようになります。空気が乾燥する冬場には特に症状が強まる傾向があります。

後鼻漏によって引き起こされる病気

後鼻漏をそのままにしておくと、単なる不快感だけにとどまらず、他の部位にも悪影響を及ぼすことがあります。喉に流れ続ける鼻水は、常に喉の粘膜を刺激し続けているからです。ここでは後鼻漏がきっかけで起こりやすい二次的なトラブルを挙げます。

慢性的な咳(せき)や咳喘息

喉の奥に鼻水が垂れ込む刺激によって、脳の咳中枢が反応し、乾いた咳が出やすくなります。特に就寝時や起床時に咳がひどくなる場合は、後鼻漏が原因である可能性が高いと考えられます。長引く咳を風邪と思い込んで放置してしまうと、咳喘息に移行するリスクもあるため注意が必要です。

咽喉頭異常感症(いんこうとういじょうかんしょう)

喉に何かが詰まっているような感じや、イガイガする違和感が続く状態です。検査で大きな病気は見つからないものの、実際には後鼻漏による微細な刺激が原因となっていることがよくあります。この「喉のつまり感」がストレスとなり、日常生活に支障をきたす患者さんも少なくありません。

胃腸障害や口臭

意外に思われるかもしれませんが、鼻水を無意識に飲み込み続けることで、胃腸に負担がかかることがあります。鼻水に含まれる細菌や粘液が胃を刺激し、食欲不振や胃の不快感を招く場合があるのです。また、喉に溜まった分泌物が細菌によって分解されることで、不快な口臭の原因になることもあります。

中耳炎

鼻と耳は「耳管(じかん)」という管で繋がっています。後鼻漏の原因となる炎症が耳管の入り口付近に及ぶと、耳の聞こえが悪くなったり、耳の中に液体が溜まる滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん)を引き起こしたりすることがあります。お子さんの場合は特に注意深く観察する必要があります。

後鼻漏の処置や治療法

鷺ノ宮耳鼻咽喉科では、患者さんのライフスタイルや症状の程度に合わせて、複数のアプローチを組み合わせて治療を行っています。後鼻漏の治療は、原因となっている炎症を鎮め、粘膜の機能を正常に戻すことがゴールとなります。

鼻洗浄(鼻うがい)の指導

物理的に喉の奥の汚れを洗い流す鼻洗浄は、非常に効果的なセルフケアです。当院では、痛くない鼻うがいの方法を丁寧にお伝えしています。専用の洗浄液を用いることで、粘膜の乾燥を防ぎ、へばりついた鼻水をスムーズに取り除くことができます。

薬物療法

症状の原因に合わせて、以下のようなお薬を処方します。

  • マクロライド系抗生物質(少量を長期服用することで炎症を抑える方法など)
  • 抗アレルギー薬(アレルギー反応を抑えて鼻水を減らす)
  • 粘液溶解剤(鼻水の粘り気をサラサラにして出しやすくする)
  • 点鼻ステロイド薬(鼻の粘膜の腫れを直接抑える)

お薬の服用については、効果と副作用のバランスを考慮し、一人ひとりに適した量を調整いたします。

Bスポット療法(EAT:上咽頭擦過療法)

上咽頭の炎症に対して、塩化亜鉛などの薬液を塗布する治療法です。綿棒を使って直接炎症部位を刺激するため、多少の痛みや出血を伴うことがありますが、慢性的な後鼻漏に非常に高い効果が期待できます。当院では患者さんの負担に配慮しながら、慎重に処置を行っております。

ネブライザー治療

細かい霧状にした薬剤を鼻や口から吸い込む治療です。薬剤が直接、副鼻腔や上咽頭の粘膜に届くため、効率よく炎症を抑えることができます。通院の際に定期的に行うことで、粘膜の腫れが引き、自浄作用が回復するのを助けます。鷺ノ宮駅からすぐの立地を活かし、お仕事帰りなどに継続して通われる方も多い治療です。

後鼻漏についてのよくある質問

Q1. 鼻水が喉に流れるのは、放っておいても治りますか?

A1. 自然に治ることもありますが、副鼻腔炎や慢性上咽頭炎が隠れている場合は、放置すると悪化したり他の病気を招いたりすることがあります。特に咳が続く、痰が切れないといった症状がある場合は、早めに受診されることをおすすめします。

Q2. 治療にはどのくらいの期間がかかりますか?

A2. 症状の程度や原因によりますが、数週間から数ヶ月程度の継続的な治療が必要になることが多いです。粘膜の炎症が鎮まるまでには時間がかかるため、焦らずじっくりと治療に取り組むことが改善への近道です。

Q3. 漢方薬で後鼻漏を治すことはできますか?

A3. はい、当院では西洋薬だけでなく漢方薬を用いた治療も選択肢の一つとしてご提案しています。体質に合わせた漢方薬を服用することで、粘膜の潤いを整えたり、余分な水分を排出したりする効果が期待できます。

Q4. 寝ているときに喉が詰まる感じがして苦しいのですが、対策はありますか?

A4. 寝ている間は鼻水が喉に溜まりやすいため、枕を少し高くして寝ることで流れをスムーズにする工夫が有効です。また、寝室の湿度を適切に保ち、寝る前に鼻うがいを行うことも症状の緩和に役立ちます。

院長より

「喉の奥に何かが張り付いているけれど、出そうとしても出ない」。この症状は経験した人にしか分からない非常に辛いものです。周囲からはなかなか理解されず、「気にしすぎではないか」と言われて一人で悩んでいる患者さんも少なくありません。しかし、私たち耳鼻咽喉科医は、それが確かな身体的症状であることを十分に理解しています。

当院では、患者さんのお話をじっくり伺い、ファイバースコープなどで鼻や喉の奥を詳しく確認することで、不快感の正体を突き止めるよう努めています。治療には時間がかかることもありますが、一歩ずつ改善に向かうことで、食事が美味しく感じられたり、ぐっすり眠れるようになったりと、生活の質は確実に向上します。

私たちは、ここ中野区の鷺ノ宮駅近くで、地域のみなさんが喉の違和感から解放されるよう全力でサポートいたします。少しでも気になることがあれば、どうぞ構えずに、安心してお越しください。一緒に解決の方法を見つけていきましょう。スタッフ一同、笑顔でお迎えいたします。

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